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執筆者の写真フォトシェルジュ

毎月1日は写真整理の日。梅雨にご用心、写真やフィルムは湿度に弱い⁈



毎月1日は写真整理の日。

先月撮ったスマホの写真は、月が変わったら見返していらないものは削除、別の場所にバックアップの習慣をつけておくと、容量不足で困る事態を招きません。


さて、季節は梅雨真っ盛り、ムシムシジメジメで不快な季節ですね。

ご家庭に保管されているプリント写真やフィルムは湿度に弱いことをご存知ですか?


プリント写真の保管に最適な湿度は30~50%、温度15~20度と言われていて、高温多湿な梅雨の環境は写真に大きな悪影響を与えます。特に通気の悪い押し入れやクローゼットで保管している場合、久しぶりに取り出してみたらカビだらけだったということも起こります。

一度カビが生えてしまうと表面だけでなく紙全体がボロボロに腐食してしまい、こうなると修正や復元はできなくなってしまいます。


また、フィルムを高温多湿の環境下で保管していると、フィルム素材のセルロースアセテートが加水分解し、酸を発生させる「ビネガーシンドローム」が始まってしまいます。

フィルムから酸っぱい匂いがしてきたらビネガーシンドロームが始まっている証拠。放っておくとカールするなど変形が始まり、ついには固くなってひび割れしてしまったりするそうです。


プリント写真もフィルムも、保管には湿度を30%以下に保てる環境が必要ということですが、ご家庭でその環境を保つのはなかなか大変なこと。

大切なアルバムは、よく晴れて乾燥した日に風に当てる、風通しのいい場所に保管する、写真を手で触らない(脂分がカビの原因になります)などを心がけ、劣化から守りたいですね。


こんな日本の環境だからこそ特にオススメしたいのが写真のデジタル化。

写真やフィルムは、デジタル化をしてデータに変えると安全に保管することができます。

大切な思い出の写真を失う前に、お近くの写真整理アドバイザーにご相談くださいね。


フィルムの劣化について、写真整理アドバイザーがお手伝いしている朝日新聞社「ニッポン写真遺産」のコラムに詳しく書かれています。ご参考にしてください。


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